昭和人のつぶやき

昭和50年生まれのサラリーマンブログです

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発想がGood!! 〜ファミコン回顧録5〜

昔のゲームはアイデアで溢れていた

世の中、色々な人がファミコンゲームを批評しておりますが、内容を拝見してみると「名作」「クソゲー」、この2つの視点から感想を述べているパターンが多いです。

※現に私も過去の記事で「名作」「クソゲー」について語らせていただきました。

(下記をご覧ください)

bluenoteman.hatenablog.jp

bluenoteman.hatenablog.jp

 

ただ、そんな中でも実際にプレイしていて「へぇ〜、こんなシステムなんだ!おもしろい!!」と純粋に感嘆したゲームもありましたので、今回はそんなシリーズを少しご紹介していきたいと思います。

リアルな殴り合い -アーバンチャンピオン-

まずご紹介したいのは「アーバンチャンピオン」というゲームです。

街中でならず者同志が殴り合いをする、というだけの内容なんですが、ストーリーがシンプルなだけに、殴り合いがリアルなんです。攻撃はストレートとボディだけ、ガードも顔とボディだけ、なんですが、殴る時の間合いや、相手の攻撃を交わしてすかさずカウンターを入れる、といった操作はボクシングそのもの。それまでの対戦型ゲームといえば「マリオブラザーズ」のような、コミカルなキャラがぶつかり合う感じでしたが、このゲームはリアルファイトに重点を置いているため、相手を倒した時の爽快感がたまらなかったです。

そしてこの頃、なぜか近所のスーパー等で開催された「ファミコン大会」の対戦ゲームに選ばれることが多く、私も自宅で、というよりスーパーで良くプレイしていた記憶があります。

わたし、このゲーム結構得意でして、ファミコン大会でも決勝まで進んだこともあったのですが、買い物帰りの親に「さあ、帰るよ!」と途中で連れていかれて、結局最後まで残ることができなかったという切ない思い出が蘇ってきました笑


捕虜を味方に-フィールドコンバット-

お次のゲームはジャレコから発売された「フィールドコンバット」です。

縦スクロール型のシューティングゲームなんですが、「ジェネシス3」という自機(UFO?)はミサイルとキャプチャービームを武器として身につけていて、このキャプチャービームでは敵を捕獲して味方にすることができるんです。

歩兵や戦車など、いろいろな敵をビームで捕獲して、自軍として出陣させるというゲームスタイルが「ギャラガ」を彷彿とさせる斬新なシステムで非常に面白かったのを思い出します。

 

可変がくせに-フォーメーションZ-

次も同じジャレコのゲーム「フォーメーションZ」です。

横スクロールのシューティングゲームなのですが、自機の戦闘機がなんとロボットに可変するのです!!

今でこそ「そんなの、あたりまえじゃん!」と鼻で笑われるようなネタかもしれませんが、当時のシューティングゲームで自機が変形する、というのは非常に斬新だったのですよ。空を飛んでいた機体がロボットに変形して地上を歩く・・・たったそれだけのことでしたが、ライト兄弟が初めて空を飛んだ時のような衝撃が走ったものです。ちなみにゲーム自体はエンディングのないエンドレスストーリーで、人によっては「クソゲー」の部類に入ることもある作品ですが、私はあえて「発想がGood!」の部類に入れさせていただきます。

 
も、戻れるんかい!!-ファンタジーゾーン

最後もシューティングで締めましょう。サン電子から発売された「ファンタジーゾーン」です。これは結構有名なゲームなのでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。同じく横スクロール型のシューティングなのですが、途中、敵を倒すと出てくるコインを集めてアイテムを買えます。ややRPG的な要素を持つ当ゲーム、自機を育成していくというところがヒットの要因だったのかもしれませんが、私は別のシステムに感銘を受けていました。通常、シューティングといったら一方通行、つまり縦だったらそのまま上に進む、横だったらひたすら右にスクロール、というのが定番でしたが、このゲームは自分で右にいったり左にいったりできるんですね。なので、敵を倒してコインが出たのに進んじゃったよ、てなときには左に戻ってコインをゲット、なんていうふうに自分の思考で行く方向を決められるんです。RPGでは普通ですが、シューティングでこれができるって、今のゲームでもあまりないのではないでしょうか。

 
というわけで、今回は少し発想が変わっていたゲームを紹介してみました。

By History in HD