昭和人のつぶやき

昭和50年生まれのサラリーマンブログです

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あの頃の憎いやつ 〜クソゲー回顧録1〜

あの頃の憎いやつ!! 〜クソゲー回顧録1〜

 

少年時代の私を魅了したファミリーコンピュータ

思い返せばいろいろな名作ゲームが当時を彩ってくれました。

ただそうした中、精神的に苦しめられた迷作も多々存在していました。

 

いわゆる クソゲー ですねw

 

昔のゲームは今と違って、容量的にも制限があったし、音源もチープでしたから、

限られた枠の中でいかに面白さを表現するか、制作側としても並大抵の努力では

到達し得ない領域だったのかもしれません。

一方で、今では数百円、いや数十円しかしないようなコストで数千円のソフトを販売していたわけですから、内容にもきちんと責任もって世の中に流注してほしかったですね。

 

そんな、当時の私を苦しめたゲームを何点か紹介したいと思います。

 

クソゲー その壱 "スペランカー"

まずは スペランカー!!

主人公を操作し、迷宮の最下層にあるというピラミッドの財宝を手にすることを目的とした冒険型アクションゲーム。

内容と画面だけみればメチャクチャ楽しそうじゃないですか??

でもね、このゲーム、主人公がめっちゃ弱いんです。。ゲームはいきなりゴンドラに乗った状態からスタートするのですが、ゴンドラの初期配置場所から右手の地面まで若干距離があるんですよね。でもマリオに慣れてる私としては、そのまま飛び降りていこうとするわけです。そうすると・・・死亡。。。

え??何かの間違いだよな?と思いつつ再チャレンジ。どんな降り方をしても死亡してしまいます。結局はゴンドラを下に下ろしてから右の道へ進むわけですが、当時の私は少し抜けていたのでしょうか、ゴンドラを操作する、ということに気づかず、30分くらい、後半は半分泣きながら、ひたすら主人公を右へ移動させては死亡、を繰り返していたわけです(汗)

その後も体の半分ほどもない坂道をジャンプしたら死亡、、途中で登場するおばけに触れてないのに死亡、と、命がいくつあっても足りないゲームでございました。。

このゲーム、一番の売りが「発光ダイオード」ということなのですが、なにかというとソフトの上部にダイオードがついているわけです。ファミコンの電源を入れるとそのダイオードが点灯するという・・・いらねー!!!

 

ただこのゲーム、慣れてくれば名作にも化けるほど、ハマり度は高い作品でした。

少年の私にはムズカシすぎましたけどね・・・

 
クソゲー その弐 "未来神話ジャーヴァス"

お次のゲームは 未来神話ジャーヴァス!!

文明崩壊後の地球に帰還した宇宙飛行士の主人公が、新しい世界の王になるために暴君を退治する、というストーリーのRPGとなります。

なんだかすごいストーリーですよね。文明崩壊後の地球に帰還した、ということは、長期間別の星にでかけていたのでしょう。宇宙飛行士、という職業なので、惑星探査か何かでしょうか。その間に地球の文明が崩壊してしまった・・・どこかの地球外生命体がせめてきたのでしょうか。とまあ、ここまでは何となくわからんでもないですが、その飛行士が「新しい世界の王になるために暴君を退治する」て、いきなり目的が高すぎやしませんかね?一介の宇宙飛行士が世界の王を目指すんですね。。当時の彼の心境は母星を破壊され、やぶれかぶれだったのでしょうか。。。

まあ、そんな主人公にむりやり思いをリンクさせながらゲームをスタートさせるわけですが、いきなりどっかの平原にほっぽりだされて、どこに向かうか何をするか、まったくわからないままゲームを進めさせられるわけです。

その間、突然敵の攻撃を受けてゲームオーバーになったり、リセット後は同じ道を避けて右往左往してなんとか辿りついた町ではお金がないので何も買えなかったり、とドラクエのような正統派RPGを想像すると痛い目に合います。。

まあ、実際、文明が破壊された世界なわけですから、ある意味それを表現しているのかもしれませんね。

しかもこのソフト、さきほどのスペランカーと同様に「2M BB(バッテリーバックアップ)」と、ソフトの機能を売りにしていますw

でもバッテリーバックアップ機能はいわゆるセーブ機能ということで、道中を記録させて途中で止めることができるわけですから、発光ダイオードの1000倍、画期的な機能ですよね。機能は良し、なんですが、いかんせん内容が・・・(汗)

究極ハリキリスタジアム」などの名作を出しているTAITOだけに、非常に残念な出来でしたね。。。

 

クソゲー その参 "忍者じゃじゃ丸くん"

そして最後に紹介するのは 忍者じゃじゃ丸くん!!

え?これクソゲーか??て声も聞こえてきそうです。

世のネットで「クソゲー紹介」というページがあったら、このゲームはあまり載っていないかもしれませんね。なんで私がクソゲーに認定したのか、それはこんな理由からなのです。

 

このゲーム、世にも有名な「忍者くん 魔城の冒険」の続編であり、主人公のじゃじゃ丸くんは忍者くんの弟という設定になっています。前作の忍者くんはめちゃくちゃ面白かったです。縦スクロールで忍者くんがところせましと動き回る。相手にぶつかって気絶させたところを手裏剣で退治する、と忍者らしい体捌きも相まって非常に楽しませてくれました。

 

じゃじゃ丸くんも忍者くんと全く同じ動きをするので、操作性は変わらずなんですけれども、何が違うのか・・・なんかステージが狭いんですよね。。このゲームは横スクロールなんですが、忍者としての高いジャンプ力が活かせる舞台って、縦スクロールのほうがしっくりきませんか?

あと、良きも悪きも動きが全く同じなんです。忍者くんを初めてプレイしたときの感動がないのです。。

あれですかね、私のファミコンボーイとしての目も多少、慣れてしまっていたのかもしれません。あと個人的な話ですが、このゲーム、お年玉を貯めて買ったのですが、次にゲームを買えるタイミング(誕生日)まで半年以上あったわけですよ。その半年以上もある期間をこのゲームと二人三脚で過ごしていけるのか、という疑問が自分の中にあり、日々葛藤と戦っていた、というのも理由の一つですw

それでも「いや、このゲームは名作なんだ。名作なんだ。」と自分に語りかけ、半年以上過ごすも、次のゲームを買った瞬間に壁に投げつけて「チクショー!お前なんかほんとは全然おもろなかったねん!」と本音を曝け出してしまったゲームでもありました。

 

・・・いや結局、じゃじゃ丸だったのは私自身だったのかもしれませんね。。