任天堂クラシックよ永遠に!! 〜ファミコン回顧録1〜
初期のファミコンゲームは名作揃い!!
当時はどんなゲームがあった?
当時(と言っているのは昭和50年〜60年頃)のゲームは任天堂、ナムコ、ハドソン
あたりが主要なメーカーであり、割と「名作」の部類が幅を利かせていたように記憶しています。
任天堂で言えば「マリオブラザーズ」を筆頭に「テニス」「ゴルフ」「ベースボール」といったスポーツ系や「麻雀」「ピンボール」といったギャンブル系、さらには「光線銃」を使ってプレイする「ワイルドガンマン」などがありましたね。
当時、小学生からしたら3、4千円もするゲームソフトは超高価な代物でしたから、年間に何本も買えないわけです。
そんな中、ギャンブル系は親世代にも響く要素があり、うまく説明して親のお金でソフトを買わせることができれば自分の懐を痛めずソフトを増やせる一石二鳥な施策となるのですよ。
うちの親父は麻雀が大好きだったので、「家でも手軽にできるよ」ということで見事「麻雀」ソフトを買わせることができたのですが、いざ自分がプレイしてみると、ルールを知らないため何をして良いかわからず・・・なかなか美味しい話は転がってないですよね笑
スポーツゲームについて
一方、スポーツ系は内容的にも優れていました。
「テニス」は上下でのプレイスタイルとなっており、ゴルフは「ボールを打つ→全体のコース画面でボールが飛んでいく」、ベースボールでは「手前にバッター、奥にピッチャー」という野球盤スタイルで、これは今のゲームにも引き継がれている定番の「見え方」だったりするわけです。何十年も前にゲームの基本的なスタイルが確立していたって、凄いですよね。
野球ゲームではナムコの「ファミスタ」が大ヒットするわけですが、ピッチャー目線での斬新的なビュースタイルで当時の子供たちの度肝を抜いた「燃えろ!!プロ野球」なんていうゲームも登場してきます。
「燃えプロ」という愛称で愛されたゲームでしたね。
外角、内角だけでなく高低差も考えてピッチングしなければいけなかったので、
難しい反面、投手としての没入感はハンパなかったっす。
また助っ人外人選手のステータスの振り方にものすごい格差があり、
3番、4番を打っていた「阪神:バース」「広島:ランス」「ヤクルト:ホーナー」あたりはバントするだけでホームラン、という脅威の打撃力を備えていました。
(巨人:クロマティは上記3名に比べて、やや打撃が劣る印象でした)
逆に「阪神:キーオ」なんかは見た目はめちゃくちゃ打ちそうな風貌にも関わらず、ジャストミートしても内野ゴロ、みたいな残念感漂うキャラだったりしました。
(そりゃピッチャーなんだから打撃求めるなよ、という声も仰る通りですが、現代には大谷という怪物もいるわけでして笑)
光線銃シリーズとは?
野球ゲームはまだまだたくさんあるので、また別の機会にご紹介してみようと思います。今回は最後に「光線銃シリーズ」を少々。
「ワイルドガンマン」は西部を舞台にした、保安官が主人公のゲームなのですが、画面上に現れる「ならず者」達をバシバシ銃で打って成敗していくわけです。
テケテケテケ〜とならず者達が両サイドから画面中央に入ってきて、「FIRE!」
と叫んだ瞬間、銃で撃ち合うわけですが、キャラによって帽子が飛んでいったり、
ズボンが脱げたりと、演出も笑えるものとなっていましたね。
この光線銃シリーズは他にも狩猟がテーマの「ダックハント」、警察官の訓練?がテーマの「ホーガンズアレイ」というゲームがあり3部作構成となっていました。
「ダックハント」は狩猟犬が獲物の鳥を探しに茂みに入っていき、追い立てられて
飛び出した鳥を光線銃で打っていくゲームとなります。
「ホーガンズアレイ」は後ろを向いているパネルが前に回転した際、犯人と思わしき物を打つゲーム。
3部作全てプレイした感じとしては、「ワイルドガンマン」が一番面白かった記憶があります。
ダックハントだったかな、ミニゲームで「クレー射撃」ができたのですが、当たり判定が結構シビアだったので、テレビ画面に銃をくっつけて満点を狙った、なんていうセコイプレイもしてました笑
このように初期のファミコンゲームでも、体を使ってプレイするスタイルが既にできていたという点で、任天堂は今後のゲームの拡張性を計算していたのでしょうね。恐るべき「先見の明」を持った企業なのです。
※下記の記事ではゲームが作れる!?そんなゲームを紹介してます