あの頃の愛車達 〜ラジコン回顧録〜
あの頃の愛車達 〜ラジコン回顧録〜
本日は昭和のオモチャのひとつ、ラジコンについて語ろうと思います。
ファミコンはゲームなので、家に篭ってやる趣味、いわゆるインドア系であるのに対し、ラジコンは外で走らせる、アウトドア系の趣味になりますね。
今でも愛好家はたくさんいるようで、時折、サーキットコースでF1系のラジコンを走らせている人を見かけます。あれ、結構すごいスピード出るですよね。
一方、当時の私は「オフロードバギー」を持っており、近所の公園や道路(良い子は真似したらあかん)で気ままに走らせていました。
ここで言うラジコンですが、初めから組み立てられていて、電池を入れて走り出す、というものではなく、自分で一から組み立て、モーターとバッテリーで走らせる類のものを指しています。
当時、ラジコンの2大メーカーは「田宮」と「京商」だったのですが、京商のほうが「生粋のラジコンファン」に支持されていた感じがします。私は田宮の「バンキッシュ」というバギーを所持しており、プロポは「アドスペック」というホイール式のものを使っていました。
川に落とした「バンキッシュ」
バンキッシュは当時の最高峰モデル「アバンテ」をベースにした廉価版となります。
基本の作りはアバンテと同じですが、所々、金属だった部分を樹脂に変更したりするなどして、多少お求めやすくしたモデルなんですね。
当時、3万円以上したアバンテは本当に高値の花でした。フルベアリング、金属ダンパーと細かいところまで手の行き届いた、まさにバブリーモデル!!
大人になった今でも手に入れようと思ってしまう名作です。
ただ、バンキッシュも結構、早かったですよ。
当時、オプションでモーターを変更することが流行っており、田宮から出ていた
モーターとして「テクニゴールド」と「ダイナテック」がありました。
テクニゴールドはパワー系、ダイナテックはスタミナ系という役割分担がされており、この2種類をうまく使い分けることがレースを勝ち抜く秘訣でした。(といっても、私はレースに出たことないですけどねw)
これらのモーター、単体で5000円以上もしたため、小中学生にとってはとても高価なアイテムでしたね。。
ちなみに私のバンキッシュですが、初めて外で走らせた際、プロポの力加減を誤り、いきなり川に突っ込ませてしまい家族総出で救出作業をした、という思い出付きです(汗)
当時は京商ファンの友達とよくレースしましたね〜
F1系の機体は時速40キロ以上でるのですが、私のバンキッシュも30キロ程度出てましたので、走らせると気分も爽快でした。
最高級機体「イグレス」
その後、やはりアバンテへの憧れが消えず、いつか手にいれてやろうという思いを長年募らせ、とうとう大人買いしてしまったのが「イグレス」です。
実はこのイグレス、アバンテの上をいく、当時の田宮一のハイグレードモデルだったのです。キットだけで44,000円もした超高価な機体でございました。
このイグレスは走らせる、というより単純に所有欲で自己満足していたモデルでしたが、走らせたらそりゃ速かったですよ〜
タイヤがめちゃくちゃピンスパイクなんですが、アスファルトを3、4回走らせただけでピンの部分がほぼなくなる、という高コスト体質なのも、逆に満足感を高めましたね〜w